受賞式 Bridge Builders Award 2025
この度、NPO留学協会主催「Bridge Builders Award 2025」の開催にあたり、株式会社アレックスソリューションズ、AJインターナショナルアカデミー、Baguio JIC、Python Academics Tokyo をはじめとする多くの協賛・協力企業の皆さまより多大なるご支援を賜り、無事に本大会を実施することができました。厳正なる審査の結果、各賞が決定いたしましたので、ここにご報告申し上げます。
去る11月12日、明治大学・宮城浩蔵ホールにて授賞式を執り行いました。各国大使館をはじめ、多くの大学・高校・教育関係者の皆さまにご臨席いただき、和やかな雰囲気の中にも大きな期待と祝福に満ちた式典となりました。受賞者による堂々としたスピーチには、会場から大きな拍手が送られました。

受賞者 Bridge Builders Award 2025
最 優 秀 賞
音楽を通じての国際交流と未来への可能性、そして世界平和へ。
氏名:長谷川 巧
グループ名:The World is ONE Orchestra(1名)
学校名:Penn Foster High School(US)
総評:音楽を通じた国際交流と平和への願いをテーマに、インド大使との交流から得た気づきを具体的な行動へとつなげた点が高く評価されました。内容・構成ともに完成度が極めて高く、すでにプロフェッショナルの領域と言える出来栄えでした。予選を含む全審査において、審査員の8割が「1位」を付け、残りもほとんどが3位以内という圧倒的な評価でした。
優秀賞(2作品)
教育格差と学習環境の不平等
~伝わらないからこそ伝えたい~
氏名:井原 愛空
グループ名:井原ソラ (1名)
学校名:清泉インターナショナルスクール
テーマ:教育格差と学習環境の不平等
総評:フィリピンでの教育ボランティアにおいて、教える側として他国の同世代と協働し成果を上げた点に独自性があり、高く評価されました。言語の壁を乗り越えた経験は、帰国後の活動にもつながる重要な財産です。審査員からは「あと一歩、今後の活動への言及があれば、さらに評価が伸びた」との声が寄せられました。
子供の教育 人々の生活
氏名:廿樂 美花
グループ名:MIHANA(1名)
学校名:埼玉県立伊奈学園総合高等学校
総評:ネパールでの教育ボランティア活動を題材とし、帰国後も現地と連絡を取りながら物資支援を続けている点が高評価でした。音声が飛ぶ箇所や言葉が途切れる部分があり、「意見がしっかりまとまっていただけに、非常にもったいない」という声が多く聞かれました。
奨 励 賞(2作品)
国を超えた相互理解による信頼関係の構築
氏名:浅田真央
グループ:浅田真央(1名)
学校名:三田国際科学学園高等学校
総評:「学び・気づき・行動」のすべての点において突出した内容でした。動画が1.5倍速ほどで進行し聞き取りが難しかったものの、内容自体は高水準で、「10分動画のコンテストならトップ争いだった」という評価も多数寄せられました。大きく減点とした審査員もいれば、トップをつけた審査員もいます。審査員の評価が二分された作品でした。5分の枠に収まらなかった、すばらしい作品です。ぜひ0.75倍速でご覧ください。
貧困問題、人の不平等、質の高い教育
氏名:徳重妃優
グループ名:徳重妃優(1名)
学校名:神奈川総合高等学校
総評:自身のルーツをテーマに再びインドを訪れ、ボランティアに取り組んだ行動力が評価されました。短期間ながら多くの子どもたちと向き合い、笑顔を生み出した点は素晴らしい成果でした。今後の具体的な取り組みが示されていれば、さらに高い評価につながったと思います。
審 査 員 特 別 賞(3作品)
多文化共生、ナショナルアイデンティティ
氏名:こみやま りこ
グループ名:MIHANA(1名)
学校名:三田国際科学学園高等学校
総評:カナダで多様なルーツを持つ人々との交流体験を通じて、問題提起が明瞭に整理されていました。さらに、すべて英語でプレゼンテーションされたことも、留学で培われた力として高く評価されました。今後の取り組みについて具体性が示されていれば、より説得力が増したと思います。
フィンランドでの異文化理解
氏名:池澤のえ、廣野慧香
グループ名:aalto (2名)
学校名:長野県立須坂高等学校、東京学芸大学附属国際中等教育学校
総評:フィンランドでの活動を丁寧に紹介した作品で、多くの審査員から高い評価を得ました。「帰国後の行動が示されていれば」という指摘もありましたが、帰国したばかりでの参加という背景から、「今回の動画制作こそ第一歩」と説明されていました。他作品と比較し、帰国後の展開部分で点数差が生まれました。
スポーツと教育を通じた異文化理解と国際貢献
氏名:松本夕太郎
グループ:松本夕太郎(1名)
学校名:アレセイア湘南高校
総評:スポーツを通じた海外ボランティアの体験から、視野の広がりや異文化理解の深化が分かりやすく語られていました。体験談が中心となった点が惜しまれ、「今後の具体的な行動」が示されていれば、より強く審査員に響いたと考えられます。
どの作品も素晴らしい内容でした。授賞式でも申し上げましたが、私たち留学協会の役割は、こうした若者たちの芽を守り、育て、そして社会へ広げていくことにあります。
この場が、世代や国境を越えて“共に未来を創る出会い”となることを心より願っています。
受賞者の皆さん、本当におめでとうございます。
そして、挑戦してくれたすべての参加者に、心からの拍手をお送りします。
ありがとうございました。
協賛企業
本アワード2026を開催するにあたり、ご協賛・ご協力いただける企業様を募集します。
一口5,000円から。詳しくは留学協会までお問い合わせください。
ご参加とご支援への感謝、そして次のステージへ
このたびは、「Bridge Builders Award2025」にご参加・ご協力いただき、誠にありがとうございました。 本アワードは今回が初開催となりますが、多くの若者たちが自らの海外体験を通じて、世界や地域の課題に真剣に向き合い、 その気づきや想いを発信してくれました。一人ひとりの発表の背景には、挑戦と学び、そして確かな成長の軌跡があります。その姿を見守り、支えてくださった皆さまのご理解とご協力に、心より感謝申し上げます。 このアワードは、「体験を通して学び、学びを社会へとつなげていく若者たち」を応援するプロジェクトです。今後は、より多くの学校や地域でこの活動が広がり、次の世代のBridge Builderたちが羽ばたいていくことを願っています。ぜひ皆さまのお力で、このアワードの輪を広げてください。この取り組みが次の世代へとつながり、より多くの若者たちが挑戦することを願っています。
未来共創プロジェクト・君が紡ぐ未来
Bridge Builders Award 実行委員長
NPO留学協会理事
岩﨑宗仁



